しながわ百科
土蔵相模跡(どぞうさがみ)
・資源No:149
・分類:観る(歴史・史跡)
・地域:品川地区
・住所:北品川1-22-17
・最寄駅:北品川駅
■資源プロフィール
・高杉晋作、伊藤俊輔(博文)など、幕末の志士たちが密議した大妓楼
・品川でも有数の規模を誇った貸座敷で、正面が土蔵のようななまこ壁で飾られていたことから土蔵相模と呼ばれていた。
・現在はファミリーマート。
旧東海道に面した飯売旅籠屋「相模屋」の外装が海鼠塀の土蔵造りだったことで、通称「土蔵相模」といった。
歴史的に土蔵相模が有名になったのは、文久二年(1862)11月11日高杉晋作、志道聞多(後の井上馨)など御楯組の面々が、ここで外国人襲撃の謀議をこらしたからだ。
また同年12月12日品川御殿山に建築された英国公使館の焼き討ちのときにも、ここ土蔵相模から出発した、という説もある。
また安政七年(1860)3月3日の桜田門外の変の襲撃組の主体をなした水戸浪士17名が訣別の宴を催したのもここだという。
建物は昭和初期まであったが、「さがみホテル」となり、現在では一階にファミリーマートが入ったマンションになっている。
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