芝増上寺子院群


□ 資源No : 728
□ 分  類 : 観る(歴史・史跡)
□ 地  域 : 大崎地区
□ 最寄駅 : 目黒駅
□ 住  所 : 上大崎1-5〜10
□ 備  考 : 史跡めぐり

■ 観光資源のプロフィール

芝(港区)にある増上寺は、江戸時代徳川家の菩提寺として大きな勢力を持っていた。

この上大崎1丁目に集中する増上寺ゆかりの寺々の多くは、江戸時代の初めに芝周辺に創建された増上寺の塔頭で、江戸時代初期の明暦の大火の後、麻布狸穴(港区)に集められていた。


 これらの寺の土地が、3代将軍徳川家光の息子である甲府宰相綱重の屋敷になるため、幕府の命で寛文元年(1661)に、現在地に移転した。当時の公的記録には「増上寺下屋敷」と記載されている。
 
当初は、戒法寺(かいほうじ)本願寺(ほんがんじ)最上寺(さいじょうじ)光取寺(こうしゅじ)清岸寺(せいがんじ)正福寺(せいふくじ)善長寺(ぜんちょうじ)了福寺(りょうふくじ)の8ヵ寺であったがのち、正福寺、善長寺は、その後に移転してきた常光寺、隆崇院と合併して名称を変えた。また、了福寺は廃寺となり、跡に宝蔵寺(ほうぞうじ、増上寺の子院ではない)が移転してきた。
 
さらに昭和6年(1931)に、増上寺山内から月窓院(げっそういん)が移転してきたため、増上寺子院群は現在も8ヵ寺でこれに宝蔵寺を加えた9ヵ寺が上大崎の寺町を形成している。

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