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氷川神社とわき水

・資源No:853
・分類:観る(歴史・史跡)
・地域:大崎地区
・住所:西五反田5-6-3
・最寄駅:不動前駅
・備考:しながわ百景No.047

 ■資源プロフィール

■祀り神:素盞鳴尊(すさのおのみこと)
■神格:農業神・武芸の神・防災除疫の神・歌人の神
■神徳:水難・火難・病難除去、五穀豊穣など

八岐大蛇(やまたのおろち)を退治してイナダヒメを助けた英雄神。その際大蛇の体から「天叢雲剣」(あめのむらくものつるぎ)を得、姉神「天照大御神」に奉る。神話では悪者の元祖と語られることもあるが、怪物を葬った功績が敬われ、関東の武士から武芸の神として崇められた。
インドの祇園精舎の守護・牛頭天王(ごずてんのう)と同一とされ、氷川、八坂(祇園)天王などの名の付く神社には必ず祀られている。

・素戔鳴尊(すさのおのみこと)を祀るこの神社は桐ヶ谷村の総鎮守。この辺りは武蔵野台地の末端にあたり、湧水が多くあった。現在は水量が減り手水として使われている。
・石段をのぼったところにある社殿は昭和13年(1938)に建設されたもの。

・氷川の滝(わき水)
 氷川の懸泉(ひかわのけんせんとも呼ばれた湧水の滝。
この付近は武蔵野台地の末端にあたり、湧き水が多くあった。
本殿下の崖にはかつて都内7暴布の1つとして数えられた水量を誇る氷川の滝があり安楽寺の池にも注がれていた。
この滝は昔は飲み水として利用され、夏ともなれば各地から涼を求めて人々が集まってきたという。

 いったんは枯水状態になったが、境内の改修工事で再び湧き出すようになった。昔ほどの勢いはないが氷川の滝としてその面影を残している。
(参考資料 潟nーツ&マインズ発行おとなりさん Vol.313)

・鉄砲石
幕末のころ、勤皇の志士達が、品川宿の料亭・観桜館の庭で鉄砲の練習をしたとき、標的にした石と言われる。弾痕と思われるへこみが残る。

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