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滝王子稲荷神社

・資源No:815
・分類:観る(歴史・史跡)
・地域:大井地区
・住所:大井・5-12-8
・最寄駅:西大井駅

 ■資源プロフィール

・昔、この付近に滝氏という一族が住んでいて、稲荷社とあわせて王子権現(現北区)を祀っていたところから、滝王子稲荷の名がおこったという。
・境内の湧水池はかつては野菜など農産物の洗い場として利用されていた。

『新編武蔵風土記稿』には、
   滝王子権現社 除地五畝五歩 村の中程にあり 相殿に稲荷を配す。
   土人滝氏の稲荷と称するよしなれども その来由を詳にせず。
   是も滝王子稲荷とよびしを誤り来れるにや
 と見え、『大井町史』では、
   この社は旧記に『滝王子権現社地森之内滝氏王子権現相殿稲荷』とあり、
   俗に滝王子稲荷と称し、滝王子四五ニ六番地にある無格社である。
   昔この地は滝氏と称したが、王子権現を相殿として奉祀せし為
   滝王子と称えるに至ったものであろう。宇迦御魂命を祀ってある。
   境内には、欅、椎、松等の大木多く、遠くより之を望めば、鬱蒼たる森林の観あり
 と見えている。タブの木のすぐ脇は湧水地になっていて、もと農家の野菜洗場として利用
されていた。現在も貯水池になっている。


<品川区指定文化財・天然記念物第19号>
●滝王子稲荷神社のタブノキ
根元の周囲はボク石(溶岩)で囲まれている。幹囲3m、樹高約15m、樹齢は250〜300年。木の勢いもよく自然の姿を保っている。

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