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孟宗筍栽培記念碑

・資源No:619
・分類:観る(歴史・史跡)
・地域:荏原地区
・住所:小山・1-5-14
・最寄駅:武蔵小山駅

 ■資源プロフィール

<品川区指定文化財・史跡第17号>
・江戸時代から、戸越の筍、目黒の筍飯と詠われ戸越、小山、中延の一帯は、タケノコの産地として有名だった。
・このタケノコ栽培を広めたのは、築地の鉄砲洲(現中央区)で廻船問屋を営んでいた山路治郎兵衛
・治郎兵衛は名字帯刀を許された大商人で、戸越に別邸を持っていたが、寛政元年(1789)に、芝の薩摩藩(現鹿児島県)上屋敷から孟宗竹を 数株入手し、別邸内で栽培した。
 これが数年後、庭一面に繁殖し、タケノコがとれたので、付近の農家に栽培を薦めた。
・関東におけるタケノコの発祥の地は戸越である。
・品川区のタケノコ栽培は明治時代にも盛んで、タケノコによる収入はこの地域の農家の収入の相当な部分を占めていた。

・記念碑は、治郎兵衛の子の三郎兵衛が父の一周忌にあたる文化3年(1806)に建てた。

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