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戸越八幡神社

・資源No:539
・分類:観る(歴史・史跡)
・地域:荏原地区
・住所:戸越2-6-23
・最寄駅:戸越駅
・電話:03-3781-4186
・備考:しながわ百景No.086

 ■資源プロフィール

・戦国時代、大永6年(1526)の創建と伝えられる旧戸越村の鎮守。
・隣の行慶寺とともに、僧行永が結んだとされる成就庵がその起こり。
・行慶寺の鬼門に当たる東北の角にある鬼門の神様。
・(地域の厄除けとして寺の鬼門の方角に必ず神社が建てられた)
・木造銅板葺きの社殿は、安政4年(1857)の建築である。
・境内に、「戸越の地名の起こり」と題した記念碑があり
 「江戸越へて清水の上の成就庵 ねがいの糸のとけぬ日はなし」
 という古歌が記されている。

○石造狛犬<品川区指定文化財・民俗第5号>
・延享3年(1746)に戸越村の村民によって寄進されたもの。区内の年代の明らかな狛犬としては最も古いもの。左右の台石には207名にのぼる人名が刻まれているが、これは当時の戸越村の村民のほとんどの氏名といえる。「新編武蔵風土記稿」(文化年間1804-18)以前の住民構成を知る資料として貴重なものである。

○奉納絵馬<品川区指定文化財・民俗第15号>
・拝殿内のなげしに全部で25面の絵馬がかけられている
・そのうち記年銘のあるものは21面、最も古いものは安政4年(1857)のものである。
・江戸時代末から大正時代に、旧戸越村の村域に住む人々が奉納したもの。
・図柄はいずれも神功皇后(じんぐうこうごう)出陣などこの神社の祭神応神天皇にかかわるものが多い。
・縦、横50センチメートル前後のものが多い。
横幅が1メートルを越えるものもある。
安政5年(1858)奉納の「天岩戸開図額」(あまのいわとびらきずがく)「神馬図額」(しんめずがく)はともに大型で浮世絵風に描かれて注目すべきもの。又、同年代奉納の「社殿上棟図額」は社殿の建築年代を明らかにする資料として価値がある。

○力石 全部で6個あり、5個は一か所に集められ説明文がある。
@奉納 36貫余 67X36X28
A28貫目 55X30X35
B戸越 ○拾○○貫 虎蔵62X40X10余
C40X30X10余
D40X30X15余
説明文「さし石(力石)番持ち石ともいわれ江戸時代には、草相撲と同様に氏子3地区(宮本・通り・後地)の若衆が盛んにこの石を担いで、力くらべが執り行われた。力と技を競い合うことにより、心身が一段と鍛えられ、健康になると伝えられている。
健康に過ごすことができたことからこの石に触ると健康になると伝えられている。
『力石に刻まれている「貫」は尺貫法の基礎単位で1貫は、3750gである』平成8年12月吉日、郷土の歴史を後世に伝えるために、御鎮座470年を記念して氏子有志のご協賛により記す」
(しながわニュースVol.214、しながわ風土記214より)

○戸越八幡神社のケンポナシ<品川区指定文化財・天然記念物第15号>
・推定樹齢250〜300年
ケンポナシはクロウメモドキ科の落葉喬木で、普通高さ5mぐらいだが、この神社のものは高さ18mにおよぶ巨木。幹はかって2本あったが、右側は枯死してしまった。夏には白色の小花を開き秋には甘味のある実を結ぶという。
「しながわの史跡めぐり」より

○例大祭・毎年9月第二土曜〜日曜

http://www1.cts.ne.jp/~hachiman/

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