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北品川駅

・資源No:993
・分類:学ぶ(建物・施設)
・地域:品川地区
・住所:北品川1丁目
・最寄駅:北品川駅

 ■資源プロフィール

開業:明治37(1904)年5月8日

・初代品川駅として荏原郡品川町北端の品川鉄橋際に開業し、八ッ山停留場と通称さ れ京浜電気鉄道のターミナルとして大正末年まで機能した。
大正時代の後半、国道(東海道)改修の計画がもちあがり、品川停留場付近の軌道敷が収用されることになった。これにより大正13年4月、品川停留場は横浜寄りに移設されることになり、明治以来のターミナル建造物は撤去され、翌3月の高輪までの延長に伴い駅名を北品川に改称した。(KEIKYU WEBより)

・2017年8月の地域情報
京急の北品川付近を高架化
 京急北品川駅付近の立体交差計画が進んでいる。北品川駅が高架となり、左図の3つの踏切が撤去される。開かずの踏切がなくなることで、渋滞の解消が期待される。
◆品川から急勾配で高架へ
 八ッ山橋の北側から高架となり、すでに高架化している新馬場へつながる。新馬場から南も高架であり、これで京急の品川区内の踏切はゼロになる。
 現在、北品川駅の改札は品川方面ホーム側に一つだけだが、駅が高架になるので旧東海道側へも出ることができる。また、駅前には広場が整備される。
 京急品川駅のホームは1Fになり、線路が1本増える。品川駅が低くなり、北品川駅が高くなるので、線路は急勾配になる。また品川駅前広場は約10m西へ移動し、今よりも広くなる。国道も西側へ広がり、現在バス停がある部分も国道となる。
◆街の風情は残したい
 踏切解消については、平成3年に地元から区議会に請願があったことに始まる。地元では、「品川駅南地域の未来を創る推進協議会」が設立されている。
 その中で北品川2丁目町会長の金子正秀さんに話を聞いた。踏切がなくなるのは悲願だが、旧東海道の歴史的街並みはそのまま残したいというのが地元の思いだ。広場の整備で広い道路ができると、旧東海道が「信号だらけ」になりはしないか。地元の風情と調和したまちづくりが問われている。
 この事業は2020年度までに着工し、リニア中央新幹線の開業と同じ年(2027年)の完成予定だ。品川駅周辺は大変貌を遂げる。
(月刊しながわニュース 8月号(Vol 1.302)より)

・地名の由来
品川(しながわ)
目黒川の河口を中心に発達した集落につけられた名前で、元禄元年(1184)の田代文庫に初めて登場する。
地名については目黒川の古名説。
風光明媚な品良き土地である高輪に対して品ヶ輪と名付けた説。鎧に用いる品革を染出したところからという説。領主の品川氏から起こった説などがある。
(品川図鑑2 地名の由来より)

■周辺観光スポット
問答河岸の碑(資源148)
土蔵相模跡(資源149)
原美術館(資源139)
翡翠原石館(資源142)
旧東海道のにぎわい(資源128)
北品川橋と旧目黒川の名残(資源129)
利田神社と鯨塚(資源118)

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