天台宗(山号)熊野山常行三昧寺報恩院
・平安時代の嘉祥元年(848)に創建されたと伝えられ、もとは大井村にあった。
・長保年間(999〜1004)には武蔵(現東京都・埼玉県)・相模(現神奈川県)
両国に末寺500余を数えるほどに栄えたというが、その後衰退し、無住の期間が長く 続いた。
その後、大永7年(1527)に再興、承応2年(1653)に南品川に移る。
・本堂は、寄棟造の建物で享保年間(1716〜35)に再建された。
○
広重堂・参道の右側にある建物。先々代住職が、歌川(安藤)広重の浮世絵を収集していたことにちなんで、昭和30年(1955)頃に立てられたもの。
・コレクションは主に、墨による肉筆画。
○
門前の記念碑・城南小学校創建之地。明治七年十二月五日
○慈覚大師坐像
・常行寺の開山と伝えられている慈覚大師の坐像、木造。玉眼嵌入。像高21.6p。
・桜の見所でもある。
Copyright © 2012 Haguregumo.