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品川の天王祭

・資源No:1046
・分類:遊ぶ(祭り・イベント)
・地域:品川地区
・住所:北品川
・最寄駅:新馬場駅

 ■資源プロフィール

品川の天王祭は、南品川宿の鎮守である貴布称社(今の荏原神社)と北品川宿の鎮守である北品川稲荷社(今の品川神社)の祭礼である。江戸時代の南北品川宿の鎮守の天王祭は共に6/7にはじまり6/9に終わった。現在は6月7日に近い金曜日〜日曜日が祭礼日である。
お神輿の海中渡御が行われていたのは荏原神社だった。享和3年(1803)の記録では、神輿は7日朝五ッ半(午前8時)にお宮をかつぎ出て、南品川宿内を町毎に引き渡し南行。海晏寺門前からお神輿は海に入り、南品川猟師町まで渡御して七ッ半時(午後4時)み南品川1丁目の御仮屋に納めた。
この海中渡御も大正期から始まった品川の海岸埋め立てによって、お神輿が入る遠浅の海岸がなくなり昭和初期に廃止された。その後は第四台場(現天王洲アイル付近)になり、昭和40年ころからは品川埠頭や大井埠頭の浅瀬に、さらに大田区の城南島へとかわり、平成に入ると港区のお台場海浜公園と変わった、テテスク テテスク テテスクテンと太鼓(大拍子)を敲く音が聞こえると、俗に豆(そらまめ)祭りと言われる品川の祭に胸躍るのは南品川生まれだからか しながわ郷土の会 会長 坂本 道夫
平成28年6月1日発行 しながわニュース6月号より

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