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法禅寺(ほうぜんじ)

・資源No:113
・分類:観る(歴史・史跡)
・地域:品川地区
・住所:北品川2-2-14
・最寄駅:北品川駅
・電話:03-3471-4041

資源プロフィール
・南北朝時代の末、至徳元年(1384)の開創。芝増上寺の末寺。
・(山号)臨海山光照院 浄土宗
・門前に品川小学校発祥の地の石碑。明治7年、区内で最も古い品川小学校が開校。

■品川区指定文化財:木造阿弥陀如来坐像(彫刻第1号)、法然上人坐像(彫刻第2号)、紙本着色釈尊誕生変相図(絵画第2号)、紙本着色地獄変相図(民俗第12号)、流民叢塚碑(史跡第21号)、御殿山出土板碑(考古資料第1号)、イチョウ(天然記念物第7号)

○阿弥陀如来坐像:
木造等身大の像で、この寺の本尊。
右手を胸前に挙げ、左手を膝の上に置いて、来迎の印を結ぶ。
頭部内部の銘によると、宝永2年(1705)に安阿弥末流の大仏師大部によって製作
された。優美な姿の像である。
○法然上人坐像:木造、彩色の高さ29センチメートルの像。
法然自身の作と伝えられる。5代将軍徳川綱吉の母、桂昌院から寄進されたもの。
毎年10月25日に開帳。
○法禅寺の絵画類:
「紙本着色釈尊誕生変相図」=上野覚永寺の絵師、神田宗庭貞信(1765〜1800)の作。
「紙本着色地款変相国」=宿内の素人画家、田村屋清七(画名讃系)が文政11年(1828)に奉納。
このほかに「仏涅槃」図」や「十六羅漢図」などがある。
流民叢塚碑:天保の大飢饉、天保8〜9年(1837〜38)に餓死した品川宿の891名を弔うために安置した各3体の六地蔵。碑は明治4年(1871)に建てられ現在は納骨堂の上に安置されている。

○法禅寺のイチョウ:推定樹齢350〜400年。樹高約25メートル。
○法禅寺の板碑:安政元年(1854)品川台場の築造のため、御殿山で土取り作業をした際に出土した板碑や宝きょう印塔、五輪塔。徳治3年(1308)から廷徳2(1490)の年号が記されている。

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